すごいニッチ手稿

この報告いる?

週記8/4-8/10 それは絶望ではなくて友情だと思う

TDDの風に触れてみて

 

1 このシリーズのファンはお気の毒様としか言えない

朝の習慣に「このシリーズの視聴」が組み込まれている人達にとっては、井戸に毒を投げ込まれたかたちと思う。強く生きて。

 

2 怒りの娯楽

人間ドラマを4分類した時

 a.良い人が→幸せになる
 b.良い人が→不幸になる
 c.不道徳な人が→幸せになる
 d.不道徳な人が→不幸になる

aとdは勧善懲悪を成すので、視聴者にとって喜ばしい。一方で、bとcは胸くそ話に他ならない。

TDD内のイベントは殆どbとcで構成されているため、怒りの感情のみ発生する。

ただ、それも良いかもしれない。何かに対し激怒するのも娯楽だと思う。
対戦ゲーム・ゴシップ誌・スポーツ鑑賞の界隈を見るに、彼らはキレるのを楽しんでいる節がある。

日常生活で抱えがちな「やり場のない怒り」にラベリングをして、TDDという廃棄物処理場に全力投棄するのも良いのではないか。


3 痕跡を追う娯楽

まだ科学が発達していなかった頃、人々は支離滅裂に思える自然現象の発生原因を寓話的に解釈した。

落雷は神の怒りで、やまびこは妖怪の仕業と言う風に、自分たちとは別の世界に住む者たちに思いを馳せる。

科学という一種の「答え」が無い世界には、現象の解釈に妄想の余地が有った。

TDDには、そういう楽しみがある。

Q.どうして時間が飛んだのだろう
A.きっと脚本家と揉めたに違いない

Q.なんか登場人物が全員狂っているように見える
A.きっと昭和ではこれが普通だったのさ

Q.なんであそこであんな食べ物が出るの
A.ダイスを振ってファンブルが出たんだよ

余白の多すぎる作品だからこそ、自由な解釈の翼をはためかせて行きたい。

 

 (つぶやき廃棄所)

『カイル』とは、昔のOfficeソフトに居たイルカの名前。2007年頃に絶滅した。

プロクルステスの寝台』とは、無理矢理型にはめる事を意味する故事成語ギリシャ神話に登場する拷問男プロクルステスは、旅人の背丈がベッドと同じになるように、旅人の体を切断したり伸ばしたりした 最後は、英雄テセウスの手で、逆にベッドに寝かされ、長さ調整のため頭部を切断され死亡した。

『チューリップ・クリーチャー』とは、カンブリア紀の謎生物「シファッソークタム」の通称。 花弁のような体表の下部に6つの口があり、上部に1つ肛門がある。

『ライデンフロスト効果』とは、液体をその沸点よりも遥かに高温なところに垂らした際に、接触面がすぐさま蒸発し、ホバークラフトめいて浮遊する現象のこと。 くっそ熱いフライパンに水滴を落とした時の振る舞い。

スタンダール症候群』とは、あまりに美しいものを見た際に、体が不調をきたす現象のこと。あまりに尊すぎて動悸や心神喪失する。 美しい……ヌッ!

『ザンダー錯視』とは、2つ並んだ平行四辺形の対角線が異なった長さに見える錯覚のこと。 なんとなく左の対角線の方が長く見えるが、右の対角線と同じ長さ。