寒暖差に自律神経をしばき上げられて、なかなか元気が出なかった。
倒れるほどでは無いけれど、変に咳が長引いており本調子ではない。
どうも気力75%な日々が続いていた。
そこで、空気清浄機を購入した。
見てごらん。部屋の隅に謎めいた白色直方体が置かれているだろう。
あれは異常成長した冷奴ではなくて実は空気清浄機なんだ。
なかなかに賢いやつで、普段は無音を貫いており、汚れた空気をセンサー検知した時だけゴオオオと作動するのである。余計な電気代は掛からない仕様だ。優秀な家電製品がまた一つ増えてしまった。
結果的に咳はほとんど治った。
空気清浄機のおかげかどうか分からないが、ハウスダスト類を咳の原因候補から除外できたのは大きい。
瘴気の脅威を科学力で解明するという近代化を果たしたのだ。
ただ、不可解なこともある。
時折、なんともない瞬間に、突如としてMAX出力で作動するのである。
窓を開けたり、埃が舞うような動きもしていないにも関わらず。
これは誤作動だろうか?僕はそうは思わない。
おそらくは、浮遊霊や地縛霊を吸い取っている。非情な者の手で命を奪われた憐れな魂達だ。非情な者とは僕自身だろう。
最近のゲームにはデイリーミッションというものがある。
特にRPGにおいては「〇〇を何体討伐する」なんてのが設定されがちだ。
この一般的仕様が、人間から人の心を奪うのである。
ミッションが更新されると、プレイヤー達は討伐対象をほとんど作業的に狩りに赴く。そこに感情の起伏はなく、下手をするとゲーム画面さえ見ていない。SNSや動画サイトをチェックする傍らで行われている。
僕はついさっき、太ったアメリカ人が100kg以上の減量に成功する動画を観ながら、8人の荒くれ者を1つの粘液に変えたし、昨日はハンターハンターの解説動画を観ながら牧場に湧いた凶暴犬達を電撃チェーンソーした。
すべてはわずかなミッション報酬のためである。これを非情と言わずして何と言おう。
デイリーミッションは、ゲーム内NPCの殺害に躊躇するようなプレイヤーでさえも冷酷な殺人マシーンに変えうる。
達成報酬のガチャ石が貯まるのと同じくして、無残に散っていった魂達の無念が、スマホやPC、SwitchやPlayStationの排気口から少しずつ漏れ出して積もってゆく。そして、一定量に達した時、心無い人間共を抹殺する怨念集合体として現世に顕現するのだ。
しかし、物理世界に干渉しうるがゆえ、すぐさま空気清浄機のセンサーに引っかかり、元通りの正常な大気へと浄化されてしまう。なんと無情なサイクルか。
これが僕が考える空気清浄機の誤作動の真相だ。
何はともあれ問題無いのでは、と思えそうだが油断はできない。
怨念は消えたのではなく、埃や花粉と共にフィルター内に蓄積されているのだ。
数年後、フィルターが寿命を迎えるころ、濃縮された怨念がいよいよ爆発する。
ある日突然、ゴオオオオオ!と一際大きい起動音が鳴り響き、ふと振り向けば、見慣れた白色立方体から屈強な四肢が生えているではないか!嗚呼、完全体空気清浄機!今にも怨敵にチョークスリーパーをかまさんとばかりの戦闘態勢だ!
果たして勝てるだろうか。
しかし、その時にこそ真の弔いが成せるだろう。
我が必殺のバックドロップでもう再び冥府に送ってやろう。
今度はYouTubeなんかは見ずに。
(つぶやき廃棄所)
『皮肉過程理論』とは、心理学用語のひとつ。「◯◯のことを考えないで下さい」と言われると、かえって考えてしまう現象のこと。 絶対にスク水逆バニー燭台切光忠牧場のことを考えてはいけないよ。
『レイジ・ベイト/Rage Bait』とは、わざと聴衆を怒らせて話題性を得る行為のこと。日本でいう炎上商法。2025年にオックスフォード英語辞典に追加された。
『デナトニウム/Denatonium』とは、「世界一苦い物質」のこと。ギネス認定もされており、10億分の1に希釈しても苦みが消えないという。 子供の誤飲防止に用いられ、NintendoSwitchのゲームカードにも塗布されている。
『彫刻室座』とは、88星座のひとつ。秋ごろに南の夜空で確認できる。彫刻ではなく彫刻室がモチーフとなっている。ナンデ?
『スパイト・ハウス/Spite House』とは、「嫌がらせを目的として建てられた家」の総称。何かしらの怨恨から、居住空間としての実用性をかなぐり捨てて、隣家の景観や日当たりの阻害に特化した形で建てられたものが多い。
『Daemon(デーモン)』とは、悪魔を表すDemonの古い綴りのこと。Demonは悪とされる一方、原義によるとDaemonには善悪の区別はなく「番人・守護者」を意味していた。
『ファットバーグ/Fatberg』とは、下水道で発生する岩状の物体のこと。油やウェットティッシュが凝り固まって出来たもので、悪臭の原因や排水の妨げとなる。 アメリカやイギリスでは100tを超える巨大ファットバーグ が発見された。命名の由来はFat(脂質)+iceberg(氷山)から。
『ラストバトル!』とは、遊戯王OCGにおける特殊勝利カードの1枚。 お互いにモンスターを一騎打ちさせ、ターン終了時にモンスターが場に残っているプレイヤーの勝利となる 「相手はモンスターを出せない」系のカードと組み合わせると、問答無用でこちらの勝利となるため、禁止カードに指定された。
『草泥馬(ツァオニーマー)』とは、中国ネットミームのひとつで、「検閲を避けるために生み出されたネット神獣」の一体。アルパカみたいな見た目の動物らしい。 名前は「Fuck Your Mother」を意味する汚い中国語スラングの同音異義であり、愛されすぎて専用の漢字まで創作されている。
『ファントムタイム仮説』とは、陰謀論のひとつ。「西暦614年から911年の約300年は捏造されたもので、現在は1700年代」という主張のこと。ドイツ人作家のヘリベルト・イリグが提唱した。 この期間が消えると日本史上から奈良時代が消滅するので、奈良の大仏の存在が反証に用いられる。
『エリオビクシア・グリフィンドリ/Eriovixia gryffindori』とはアジアの熱帯に生息する蜘蛛の一種。見た目がハリー・ポッターに登場する「組分け帽子」にそっくりな事から、主人公の所属するグリフィンドールをもじって命名された。
『ケルビンヘルムホルツ不安定性雲』とは、風速や風向きが異なる空気層の境界に出現する波打った形の雲のこと。
『納豆トライアングル』とは、食文化に関する仮説のひとつ。ネパールーインドネシアー日本を結んだ三角地帯のことで、共通して「大豆を発酵させる文化」が根付いている。
『宇宙ステーション』は90分で地球を一周するので、乗員は24時間のうちに日の出と日没を16回経験する。
『フレズノ ・ナイトクローラー』とは、未確認生物のひとつ。白いズボンのような見た目の生物、アメリカのカリフォルニア州にあるヨセミテ国立公園で目撃された。 不気味ではあるが、加害性がある感じでもなく、ゆるキャラのような扱いを受けている。
『折毛事件(ジョーマオじけん)』とは、wikipediaの捏造事件のひとつ。中国版wikiにおいて「折毛」というユーザーが、2010年〜2022年にロシアの中世史に関する記事を100以上投稿した。綿密かつ精巧な筆致から余程の白眉と思われたが、実はすべてが妄想だった。 wiki捏造事件の中で最大といわれる。
『学校の黒板』の価格はだいたい9〜13万円。上下に2枚あるタイプは20〜30万円する。
『ドラゴンロール』とは、アメリカン寿司のひとつ。うなぎの蒲焼きにシャリを逆巻きし、龍の鱗をイメージしたアボカドが乗せられている。 美味しそう
『フロリダ絞め殺しイチジク』とは、絞め殺し植物のひとつ。地面ではなく、他の木に寄生するかたちで成長し、まるで宿主を絞め殺すかのようにツタを発達させる。
『ヒキガエル連続爆発事件』とは、2005年ドイツのハンブルクで起こった奇妙な事件のこと。 ヒキガエル達の身体が次々と膨張爆発し、数日の間に1000匹以上が怪死を遂げ、現場は「死の池」と呼ばれるようになった。 細菌感染説や賢いカラスによる北斗神拳説などが囁かれたが、原因は不明とされている。
『ワッフルハウス指標』とは、アメリカにおいて、災害時の被害度合いを測る非公式指標のこと。 ワッフルハウスとはレストランチェーン店であり、ちょっとやそっとでは休業しないことに定評がある。 その為、「この店が普段通り営業していない」=「その土地に甚大な被害がある」と解釈できるという。
『ダルメシアン』は生まれた直後は体毛が真っ白。黒い斑点は生後3カ月ごろから現れ始める
『電源マーク』は、2進数で用いられる1と0を合体させたもの
『太陽帆』とは、風ではなく光を推進力に変える帆のこと。スピードは遅いが、燃料を必要としない。 ながらくSF世界のアイテムとされていたが、2010年に実用化された
『ギーク/Geek』とは、オタク分類のひとつ。「特定のテクノロジーに対して強い興味を持つ」タイプのオタクを指す。元々は蔑称だったが、最近ではポジティブな文脈でも用いられるようになった。 元々は「サーカスや見世物小屋で動物の頭を生きたまま噛みちぎるパフォーマー」を指していた。
『http://info.cern.ch』とは、世界初のウェブサイトのこと。1990年にスイスの欧州原子核研究機構が公開したもので、現在でも見ることが出来る。webの技術についての説明がシンプルにまとめられている。
『遺言状』とは、遊戯王OCGの禁止カードの1枚。「場のモンスターが自分の墓地へ行くと、デッキからモンスター1体を出せる」という効果を持つ。 「この処理は1ターンに何回行われるのか」「2枚目の遺言状を発動した場合はどうなるのか」など、様々な謎を残しつつ禁止カードに指定された。
『ケタリング・バグ/Kettering Bug』とは無人爆撃兵器のひとつで、ドローンのご先祖様のこと。紅の豚に出てきそうな小型複葉機に爆弾を積んで攻撃する。空中魚雷とも呼ばれる。 第一次世界大戦中にアメリカで発明されたが、本格的な実用を待たず廃止となった。 後年、これを有人で行う国が現れる。
『FLIP』とは、海上調査船のひとつ。海上で安定した体勢をとるために、船底に水をためて90度上向きに直立できる。1962年にアメリカ海軍か開発し、2023年に老朽化が原因で退役した。