勇気爆発バーンブレイバーンを観て
「勇気爆発バーンブレイバーンを知ってますか?」
「しらないです。ロボットアニメですか?」
「そうです。しかも、とても気持ち悪いらしい。観ませんか?」
「いいですね。久しぶりのアニメです」
ー17分後ー
「あばばばっばっばばばばばばば」(すべてのニューロンがベイブレード回転する午前1時)(動員された理性たちがボム兵爆発で場外へ吹き飛ばされる)(本日分の魂が20%成仏)(非現実おばあちゃん存在が仮想ぬか漬けの手入れをするように、前頭葉をかき混ぜられるような)
狼狽え指数がたかい!
『往年の子供向けロボアニメ』のノリと『8頭身のモナーはキモい』のエッセンスが組み合わさり、得体の知れない娯楽が完成してしまっている。視聴中は、心の中の小学生部分が「かっこいいー!」と歓声を上げる一方、成人たる部分が「おおお……きもいな」と常に青色吐息を漏らし続ける混迷具合で、いまだにどう構えて観るべきか定まらない。
変なロボットに乗せられて困惑する主人公イサミと、変なロボットアニメを見せられて困惑する我々視聴者の間には謎のシンパシーがある。だからこそ、妙にイサミへの同情心が湧いてしまい、憐憫成分多めの応援をしたくなる。「がんばれー!ロボー!」という黄色い声援ではなく「おお……あんたもがんばんなよ……」という風な応援を。
人類とこのロボット三原則を満たしているだけの変態との遭遇が、どのような経過を辿るのか本当に予想がつかない。何せ前例を知らないので、毎週視聴してイサミの行く末をモニター越しに見守る事しかできない。
なんと背徳的だろう。イサミは同情の対象でありながらモルモットでもあるのだ……。
ごめんなイサミ……久しぶりに毎週楽しみにしてる。
(つぶやき廃棄所)
『やさぐれる』の「やさ」は刀の「鞘(さや)」の文字を入れ替えて出来たもので、収まるべき鞘からはぐれる、という意味で「家出」を意味していた。
『前後即因果の誤謬』とは、物事の因果関係を結ぶ際の勘違いのひとつで、「Aが発生した直後にBが発生した。すなわち、Bが発生した原因はAである」という推量のこと。 呪いや迷信の類が生まれる原因となる。全裸で回そうが、バッファローの魂をその身に宿して回そうが、SSRが出る確率は変わらない。
『ユーラシア/Eurasia』は、「ヨーロッパ/Europe」と『アジア/Asia』を合体させて出来た言葉 「オセアニア/Oceania」は大洋を意味する「オーシャン/Ocean」に地名を表す接尾辞のiaが付いて出来た言葉
『竹刀(しない)』という名前の由来は、「撓(しな)る」の名詞形である「撓い」から。
『フライング・タマ』とは、TV番組「サザエさん」のOP内で発生するレアイベントのこと。 「果物の中からサザエさん達が出現する際に、飼い猫であるタマが先んじて登場してしまう」という現象で、年に数回しか見られない激アツ演出である。
『イシュタム/Ixtab』はマヤ神話に登場する「自殺の女神」のこと。この信仰では、死後、楽園へ行くための条件の一つに「首吊り自殺」があり、大変誉れ高い死に方とされていた。
『絶叫するビーバー』とは、「は゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」の叫び声でお馴染みの、海外のネットミームのひとつ。もちろん声は合成されたもの。実はビーバーではなくマーモットである。
『XO醤』のXOは「Extra Old(エクストラオールド)」を 省略したもの。 元々はブランデーの熟成期間を表す等級のひとつであり、高級感を出すために転用された。
『フランス落とし』とは、両開きのドアの片方を開かないようにする仕掛けのこと
『国民の銃器保有数』が世界で一番多い国はアメリカ合衆国で、100人あたり120丁を所持している。 国民よりも銃の方が多い……?
『キャバクラレックウザ』とは、ポケモンカードにおけるデッキタイプのひとつ。 リーリエやバトルシャトレーヌといった大量の女性キャラカードで、レックウザGXを最大限に活用する。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』は、ウォール街で活躍する詐欺師の人生を描いた映画で、レオナルド・ディカプリオが主演を努めている。 「世界で最も"F○ck"という言葉が登場する映画」であり、上映時間180分の間に569回も用いられている。