すごいニッチ手稿

この報告いる?

週記10/13-10/19 読書狼狽文

今週は宇治拾遺物語を読んでいた。

 

まだ3〜4割程度しか読み終えていないが、おれの脳細胞は80割ぐらい消し飛ばされた。もはや宇治拾遺物語を読もうとした理由も覚えていない。

 

まず、地蔵という名前の少年の頭が割れて、中から地蔵菩薩が出現する。これが良くない。菩薩の発生条件が隠しトロフィーすぎる。おれは脳を焼かれた。

 

また、金峯山から不正に採掘した金鉱石を金箔にすると、表面に「金峰山金峰山金峰山」と文字が出現したという。

これも良くない。まさにネットで拾った画像素材の表面に「SAMPLE SAMPLE SAMPLE」と出るのと同じで、おれは脳を焼かれた。

 

さらには「念仏の僧、魔往生の事」という話では、長年かけ熱心に念仏を唱えていたお坊さんが、天狗に騙されて全裸で木に吊るされた上、発狂して死亡する。

これも良くない。はじめ、"魔往生"という素敵謎単語に惹かれて読み進めた挙げ句が前述の結末なので、「これは確かに魔往生だな」と納得してしまった。魔往生は確かに魔往生だった。おれは脳を焼かれた。

 

阿婆婆地獄が、悶絶する人々が「あばばばば」と言うから付いた名前なら、今まさに自分は阿婆婆読書をしている。

来週ぐらいに全身が焼き尽くされて、再来週ぐらいに読了すると思う。

 

(つぶやき廃棄所)

『署名欄』には、本人が自筆で名前を書かなければならない。 「記名欄」には、印鑑や代筆での記入ができる。

 

『ウミガメ』は、孵化した時の卵の温度で性別が決定される。29℃より温かければメス、冷たければオスになる。

 

『地獄蝶蝶』は「クロアゲハ」の異名。つよい

 

大豆を意味する『Soybean』という単語のSoyは、「醤油(Shoyu)」が変化して生まれたもの。

 

『菌(きのこ)大明神』とは、滋賀県の菌(くさびら)神社に祀られているきのこの神様。飢えに苦しんでいる民たちのため、一晩で大量のきのこを生やしたという。ドロヘドロで見たな。

 

グレゴリウス7世』は、「カノッサの屈辱」でローマ皇帝に破門を宣告した教皇肖像画ギャグマンガ日和感がすごい。