すごいニッチ手稿

この報告いる?

週記2/20-2/26 フグは麻婆豆腐

釣りと読書

マソぺ君と休みが被ったので二人して釣りへ行ってきた。

 

2回目にして我々の連携は極まっている。

寒空の港で、釣竿を振るって海原へじっくり糸を垂らすマソぺ君、―――を尻目にも見ず、一切を無視して、僕はあたたかい車の中でリクライニングをMAXにして読書に勤しんでいる。当然、釣竿は無い、栞にするにはデカすぎる。

 

釣果の知らせがあると、僕は車からナマコのように這い出る。

そして、写真を撮り、己の手柄のごとくTwitterに載せると気持ちいい。

今日はキットカットの小包装ぐらいのカサゴが釣れた。

食べるには小さすぎるので放流するらしい。

カサゴのレアリティはどんなものか」と尋ねると、

FGOのガチャで言うところの虚数魔術」だという。

 

口に掛かった針をペンチで抜いてやると、びったんびったん飛び跳ね、おそらくは魚語で散々に悪態をついてから水面の向こうへと消えていった。

 

前回はこの港で、ラヴクラフトの「無名都市」を読んだ。

もし、さっきのカサゴが、その作中に登場したような恐怖の地獄深海生物めいて、われわれ人類へ復讐に来たらどうする?彼らが人型を成して海淵から上陸した後、鋭利なカサゴ・ブレードを喉元に突き立てられたら自分はどうする?

 

どうもこうもない、僕は読書していた一般人に過ぎない。

その時はマソぺ君をリリースしよう。

 

(つぶやき廃棄所)

『ツナミ/Tsunami』は、地震が原因で起こる高波のことで、「タイダルウェイブ/Tidal Wave」は月の引力が原因で起こる高波のこと。

『コタール症候群』は、「自分はもう死んでいる」「自分の身体の一部が消滅している」といった妄想に取り憑かれる精神障害のこと。 別名「歩く死体症候群」

『奇跡』は、Lycee(リセ)というカードゲームのカードで、伝説的なテキスト修正を受けた。 「捨て札を全て山札に戻す代わりに、"ターン終了時に自分は敗北する"」だったが、 あまりにも強力すぎ、バランス調整のため、 「捨て札を全て山札に戻し、"自分は敗北する"」に変更された。 手の込んだ投了

メンソレータム/Mentholatum』は、 「メンソール/Menthol」と「ペトロレータム/Petrolatum」(ワセリンの別名)を合わせて作られる。 アメリカのメンソレータム社が1894年に開発した。

大きな古時計/Grandfather's Clock』は、アメリカの作曲家ヘンリー・クレイ・ワークが1876年に作った楽曲。邦訳の際、リズムを整えるためにお爺さんの寿命が90年→100年に上方修正された また、同じ作者が後日譚も作曲しており、古時計が解体され小さな時計に置き換わる様が歌われている。かなしみ

甘い生活』は1960年に公開されたイタリア映画。監督はフェデリコ・フェリーニ。 1950年代ローマの上流階級の人々の暮らしぶりを、主人公である新聞記者の目線で描かれている。 この作品に登場する「パパラッツォ」というカメラマンが、「パパラッチ」という言葉の語源になっている。