PSYCHO-PASSのネタバレをする
おれは不貞腐れたぜ。
腐れも腐れ、ヘドロに打ち捨てられた臭豆腐よ。
何せ、どれだけ身内にPSYCHO-PASSを薦めても、誰も観てくれやしない。
自分のPresentation能力の欠如か、はたまた、この社会が間違っているのか……
原因は分からない。判然としているのは、僕が不貞腐れている事だけだ。
どうせみんな、PSYCHO-PASSを観ないんだろう?
じゃあもうネタバレしまくっても構わないだろう。構わないのさ。
槙島シーン集
PSYCHO-PASSは未来の日本が舞台のSFサスペンスで、
公安局に務める主人公たちが色んな犯罪者に天誅を下してゆく。
未来のピストルはとても便利で、悪党共に銃口を向けると「犯罪係数」という良い子・悪い子ぐあいを瞬時に測定し、その度合いに応じて威力が変化する。悪いヤツには電気ショックを与え、もっと悪い奴は肉塊になる。このストッピングパワー無限大の悪人特攻の確一ピストルが、主人公たち公安のメインウェポンであり、たいへん強い。
物語序盤は、主人公たちが凶悪犯罪者たちを未来ピストルで粛清してゆく。未来ピストルはまさしく開幕に撃てるスペシウム光線であり、どれだけ屈強な凶悪犯であっても成すすべなく葬られる。
しかし、物語中盤に差し掛かり、槙島聖護くんが主人公の前に現れる。
彼が今作のラスボスであり、たぶんシリーズ中最強の人物である。
何せ、前述した最強兵器である未来ピストルが効かないのだ。
〇ものすごい不穏なBGMと共に読書を薦めるシーン
岩波文庫100万冊ぐらい読んでそう。
ディズニーにミッキーマウスなら、
PSYCHO-PASSといえば槙島聖護に違いない。
恐ろしく美形、そして櫻井Voiceであり神々しさ漂う。彼が展開する、あまりにオシャレでハイコンテクストな会話は、常に視聴者たちを知的な雰囲気に酔いしれさせる。
それ故に、↑が読書について熱弁しすぎて全然マドレーヌを食べられなかったシーンであることを気づかせない。
〇パスカルを引用しながら螺旋階段を下りて用心されるシーン
パスカルに限らず、何かを引用しながら螺旋階段を下りてくる奴には用心すべき。
白いし細いしでモヤシっ子だと思いきや、死ぬほどカラテが強い。
どれくらい強いかというと、槙島と戦っている黒い方のイケメンは、PSYCHO-PASS第3期において無敵を誇ったあのロシアン・カラテ使いを完封する実力の持ち主である。
それを軽々倒してしまう。本当に不当に強い。
〇ガリバー旅行記で煽ってから、おばあちゃんアンドロイドをボッコボコにするシーン
普通、ガリバー旅行記で煽れなくない?
「強い」「賢い」「イケメン」のトライフォースを備えながら、人生観が岡本太郎じみていて暴走機関車が過ぎる。作中で一番ディストピアをエンジョイしてるよな。
このおばあちゃんアンドロイドの破壊は毎期の恒例行事なので、3期まで見ると3回破壊シーンが見れるぞ。
おわり
Youtubeに何故かあった槙島聖護くんの衝撃シーンを並べてみた。
これは心理学で言うところの単純接触効果を狙った試みであり、PSYCHO-PASSの新作映画が公開される今年の5月までに、これから雨垂れ岩をも穿つの精神で「槙島聖護」という四文字熟語を身内諸君の生活に十分浸透させようと思う。そして、いつか、傷ついた獅子が本能的に薬草を食むようにして、あるいは、ロイコクロリディウムに寄生されたカタツムリが野鳥の前に繰り出すようにして、身内連中が自ずとYoutubeでPSYCHO-PASSの関連動画を漁り始める日を夢見てやまない。
そんな槙島聖護くんの唯一の残念なところは、
1期の最後で射殺されるから新作映画には(たぶん)出ないという点。
(つぶやき廃棄所)
『アンケート』はフランス語(enquête)。英語では「Questionnaire」
『ドロステ・ココア』は、オランダのドロステ社が生産しているココア パッケージが特徴的で、お盆の上に小さいドロステ・ココアが描かれており、その中にも更に小さいドロステ・ココアが描かれており……と無限に続く これに由来し、そういった再帰的なイメージパターンの事を「ドロステ効果」という
『ロバ』は別名「兔馬」
『チャンパーワットの人喰い虎』は、インドとネパールに出没した一匹の人喰いベンガルトラで、1907年に射殺された。 7年間で436人もの犠牲者を出し、ギネス記録に認定されている。
『ダッジェム/Dodgem』とは、遊園地にある「衝突させて遊ぶバンパーカー」のこと。Dodge(避ける)を由来としているが、ハンドルを握る人間の事故りたい欲求は抑え難く、実態からは程遠い。
『OB』は「Old Boy」の略で「卒業生」を意味する。じつは和製英語。