ポケモン
やばい空・・・えぐい雲・・・
久しぶりのオープンワールドゲームは楽しい・・・
今回の旅は控えめに言って跳梁跋扈だった。
渡れない川を渡ろうとしたり、登れない山を登ろうとしたり
脱げない服を脱ごうとしたり、でかいきんのたまを投げつけたり
酷い旅を繰り広げながらも無事にクリアできた。
オープンワールドゲームの感想はものすごく書きにくい。
何せ色々あったので、とても全てを筆舌に尽くせる気がしないので、一つだけ、「北3番エリア」についてだけ書こうと思う。
1.ラッキー岬の発見
これはまだストーリー攻略中のはなし。成金フェアリー小僧を討伐すべく北3番エリアを訪れた際に、草原を闊歩するラッキーを発見した。
レベルは50近く、倒すと数千の経験値が得られた。
「ラッキーを倒すと大量の経験値が手に入る」というのはシリーズの通例であり、ポケモンプレイヤー達は、微笑みを浮かべるラッキーの鳩尾へ格闘技を叩き込むことに些かの躊躇もない。その悲惨な歴史はルビー・サファイア時代から連綿と続いており、今回の遭遇でその”現代史”の始まりを予感した。
とりあえず、この北3番エリアを「ラッキー岬」と命名し、脳裏へしっかりと刻んだ。
2.おとうふ岬の誕生
ラッキー岬の発見の翌日、サンドイッチに「そうぐうパワー」というものが有るのを思い出した。
おそらく「そうぐうパワー:ノーマル」であれば、名前からしてノーマルポケモンとの遭遇率が上がるのだろう。そしてラッキーはノーマルタイプである。
この三段論法によりトーフサンド・ブームが到来した。
色んな町をめぐりにめぐって素材を探し、初めてラッキー岬でトーフサンドを食べた時、目の前に広がったラッキーの群れに心が震えたのを覚えている。
トーフサンド・・・!なんて美味しいんだ・・・!
それからは頻繁にトーフをキメて、ラッキー岬のラッキー達をローキックして過ごした。莫大な経験値に報酬系を支配されるがまま・・・ミライドンのアクセルを踏み込む・・・逃げ惑うラッキー・・・おれは地獄のコンキスタドール・・・悪逆非道に手を染めている自覚を持ちながら、この上なくポケモンというゲームを実感していた・・・当時の自分にとって、トーフとワサビとライスこそが光の三原色だった・・・。
やがて「トーフ=ラッキー」という等式が自明の理と化し、いつしかラッキー岬の事を「おとうふ岬」と呼ぶようになった。
3.おとうふ岬への帰還
クリア後は色々と情報収集をし、レイドバトルへの準備を進めていた。
①どうやら努力値はHP振りが基本らしい
レイドバトルはとにかく”死なない事”が大切なので耐久振りの価値が高い。
②お金がとにかく足りないらしい
今作はポケモン育成のほぼ全てをお金で解決できる。
そして育成アイテムがなかなか高額なので金策が結構大変とのこと。
実際、最高効率とされている金策の時間効率もあまりよろしくなかった。
「さてどうしようか」と考えていて、ふと思った。
マックスアップは1個1万円で、HP努力値を10振れる。
パワーウエイトを持たせてラッキーを倒すと、HP努力値を8+2で10振れる。
それはつまるところ、ラッキーを1体倒せば1万円と言える。
ラッキーを1体倒せば1万円・・・?
ラッキーを1体倒せば1万円・・・!
甘美な響きが脳内をこだまする。
さらに言えば、手持ちのポケモン全員にパワーウエイトを持たせた場合、ラッキーを1体倒せば合計60のHP努力値が振られる。6万円相当だ。
ラッキーを1体倒せば6万円・・・?
ラッキーを1体倒せば6万円・・・!
あまりに徳が高い響きにおもわず成仏しそうになる。
合計512の努力値を振るとなると、討伐すべきラッキーは52体。
トーフサンドの効果時間内(30分)で十分に抹殺可能な数である。
ということは、30分で312万円の金策と言って間違いないだろう。
この時の自分は、クリア後のイベント処理に奔走し、おとうふ岬へ足を運ぶことが無くなっていた。あの情熱的な鏖殺の日々は既に思い出と化し、甘酸っぱい青春の1ページとして、記憶の水底に沈殿し始めていた頃である。
レベリング手段が豊富に存在する手前、おとうふ岬での用事はもう無いかと思っていたが、その予想は間違い甚だしく、どうやら、おとうふ岬は今作の魂の故郷らしかった。
現在は、戦闘用ポケモン1体+パワー系を持たせたポケモン5体で、5体同時育成の構えを取っている。特に、「おまもりこばん」を持たせたニャイキングの「ねこにこばん」でラッキーを狩ると、52体倒すころには52000円を手に入れているので美味しい。
サーフゴーのゴールドラッシュを使えば104000円手に入るが、PPが5なので回復の手間が面倒くさいのでやらない。
育成するポケモンが5体も居ない時は、余白をレベル100のボチで埋める。
特性の「ものひろい」で、結構な確率で2万円で売れる「でかいきんのたま」を拾ってくるのでとても良い。
端的に言えば、おとうふ岬は宝物である
(つぶやき廃棄所)
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