すごいニッチ手稿

この報告いる?

週記10/25-11/8 つよいパンチはいたい

マスターデュエルで作ったIQ低めのデッキ

暗黒界ソリティアにハマり、1年半ぶりぐらいにマスターデュエルに復帰してた。
色々なデッキを組む中で、たまに勢いにまかせたIQ低めのデッキが生まれるので、そのうちのお気に入りを二つ書いておく。相手の顔をなぐりたい。ただそれだけ。

聖剣バーバリアン

攻撃力3000で直接攻撃を3回すると勝てる

 

昔リンクショックで遊戯王OCG界隈から消し飛ビングされ、去年マスターデュエル実装時に復帰した際、自分は本当に浦島太郎だった。見たこと無いカードだらけな上、効果欄を読んでみると大抵がべらぼうに強い。

中でも「聖騎士の追想ゾルデ」は効果文が信じがたいほど強く、
ありえなさすぎて目が滑りまくり、何度も読み直した。

②デッキから装備カードを墓地へ送って、デッキから戦士族を特殊召喚する。
それだけでも犯罪ムーブなのに、なんか①にサーチ効果まで付いている。しかも、制約効果も妙な書き方で「いいか!①でサーチした戦士はモンスター効果が使えないからな!召喚も特殊召喚も出来ないからな!」というもの。
わざわざ、”効果”ではなく”モンスター効果”と書いているあたりで、浦島太郎デュエリストといえども、自分のようなコナミ語を母語とする者の眼には「ペンデュラムモンスターは使い放題だぜ」というコナミック・テキストが浮かんで読み取れる。

 

こんな合法大犯罪を知りつつ使わないのはビッグバン大蒙昧なので、いろいろ調べ物をして使い道を考えていたところ、ふと、「②の効果でデッキ内の装備カードを8種類墓地に送ってデッキからバーバリアン・キングを出したい」という猥らな発想を抱いてしまった。

いかんいかん、不真面目な方向へ脱線しておる、とイゾルデの考察に帰ろうとするも、一度抱いた劣情はまことに拭い難く、脳裏にちらつくバーバリアンの野蛮性に、埋火のごとく秘められてた自分のえびす心をほだされ、燃え上がり、やがて専用構築に至った。

「バーバリアン・キング」は攻撃力3000の戦士族で、さらに自分のモンスターをリリースすることで、その枚数分まで追加攻撃できる。さらに、「聖剣クラレント」は、戦士族の直接攻撃を可能にする装備カードであり、バーバリアン・キングに持たせることで大変な暴力を振るうことが出来る。

そして、この2枚のカードを繋ぐのが「聖騎士の追想ゾルデ」であり、あまりにもこの蛮族デッキの功労者なので、身内では「バーバリアンレディ・イゾルデ」との呼称が根付きつつある。

 

【リスト】

【動き】

ゾルデで聖剣クラレントを墓地に落としながらバーバリアン・キングを出す

→どうにかしてリナルドを出して墓地のクラレントを回収

→イゾルデとリナルドを生贄にバーバリアン・キングに3回攻撃を付与

→聖剣クラレントを装備してバーバリアン・キングに直接攻撃を付与

→攻撃

大量の装備カード+イゾルデを作るためのカードで構築されている。
装備カードとバーバリアン・キングは出来れば手札に引き入れたくないので、デッキの枚数自体を大幅に増やした。そうすると、本来は引きたいカードも引けなくなってしまうジレンマに陥るけれども、戦士族のサーチ手段が異様に豊富なので妙に安定して後攻1ターンキルを達成できる。


ちなみに先攻を渡された場合、全くすることが無い。

 

タコパンチ10000

攻撃力10000で直接攻撃すると勝てる

 

暗黒界デッキを考察している際に、三幻魔テーマがハチャメチャに強化されていると気づいた。三幻魔とは、遊戯王GX時代に登場した「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」という大型モンスターの総称であり、インフレの進んでいない当時からド産廃色が濃厚で、「イラストは格好良いが、出す苦労の末に何も報われない」という悲しみのロマンカード群であった。

 

そして、それら三種の融合体である「混沌幻魔アーミタイル」は、言うまでもなく強さ三割・悲しみ三乗のイラスト観賞用カードとして、カードバインダーに彩りを添えていた。一番強い使い方といえば、相手に目掛けて手裏剣のように投擲し、回転する混沌幻魔アーミタイルの鋭さで敵の肉体を切り裂つけるぐらいしかなかった。

 

しかし、それはあくまで10年以上前の話で、現代遊戯王では三幻魔テーマに強力なサポートカードが何枚も実装されている。その強化の方針たるや大胆も大胆で、「苦労して出すわりには強くない」カード群の「出す苦労」の部分をほぼ0にするというもの。

これでようやく苦労とリターンの収支が合うと思われたが、インフレが進んだ現代では三幻魔の効果はインクの染みに過ぎず、「苦労なく出せるけれども弱い」という何とも無常な帰結を迎えている。

 

一方、アーミタイルは謎の輝きを放っていた。インフレがどれだけ進もうが遊戯王OCGのルール上、攻撃力10000で突然殴られるとプレイヤーは死ぬ。これは10年前も10年後も変わらない。昔は、アーミタイルを出す行程が非現実的すぎて手が出せなかったけれども、三幻魔サポートカードの力でとんでもなく労力が削減され、なんと初手1枚あればアーミタイルに繋げられる。

 

ついに、絵に描いた餅を対戦相手野郎の顔面にブチかます時が来た。

「次元孔路オクトバイパス」にはバトルフェイズのルールを書き換える能力があり、モンスター1体でしか攻撃できなくなる代わりに、プレイヤーへの直接攻撃になるというもの。ただしデメリットがあって、直接攻撃をしたモンスターは、攻撃後に対戦相手へ渡さなければならない。

アーミタイルのお供はこのカードに決まった。
なにせ攻撃力10000の直接攻撃が通った後は対戦相手が死亡しているため、オクトバイパスが持つコントロール譲渡のデメリット効果は完全に無視できる。

場にアーミタイルとオクトバイパス。すなわち勝利である。

【リスト】

【動き】

手札に「暗黒の招来神」「転生炎獣ガゼル」を揃える

→いろいろあって、アーミタイルとオクトバイパスが出る。

→攻撃

手札に「暗黒の招来神」「転生炎獣ガゼル」さえあれば、アーミタイルとオクトバイパスのコンボが達成できる。良い時代になったなあ。

そして重要なのが、やたらサーチカードが豊富な点で、
暗黒の招来神は「七精の解門」「ピリ・レイスの地図」で、
転生炎獣ガゼルは「転生炎獣の炎陣」「サイバネット・マイニング」で、
それぞれサーチが出来るので、最大でそれぞれ9枚積み態勢がとれる。
そのため、やたら安定してコンボが決まる。

 

ちなみに先攻を渡された場合、全くすることが無い(再放送)

 

(つぶやき廃棄所)

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アタリメは「スルメ」の別名。 スルメの「スル」は、「賭博などでお金をスッてしまう」を連想させ縁起が悪いため、「アタリ」に置き換えられた。

カーネル・サンダース/Colonel Sanders』カーネルは、州政府から与えられた「名誉大佐」の称号を意味する。本名は、ハーランド・デイビッド・サンダース。

『取』という漢字に「耳」の字が入っているのは、「動物の耳を取って狩猟の証とする」文化が字の由来となったため。

『世界三大暴風圏』とは、 ・「サイクロン」のベンガル湾 ・「ハリケーン」のメキシコ湾 ・「台風」の日本 の3つの地域のこと。 暴風国家日本

『計画錯誤』とは、作業に必要な時間をかなり少なく見積もってしまう現象のこと。楽観視と分析不足のスーパーコンボは、2日かかる作業を1時間で終わるものとする(おわらない)。

『とんでもない』は、「道」を意味する途(と)がないことから、道理が無い事を意味する。