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この報告いる?

小論文チャレンジ『お題:グラブルを続けるべきか』

グラブルを続けるべきか』


ご存知の通り、人間の体内には血液・粘液・黒胆汁・黄胆汁の4体液が存在する。
我々が健康で居られるのは、これらが適量を保っているからで、ひとたび均衡を欠くと、たちまち病に冒されてしまう。

逆を言えば、「患者の体に、どの体液がどれ程の量あるのか」を測定し、外科的に体液を調節すれば、あらゆる病は治療出来るのだ。

 

そこで役に立つのが「グランブルーファンタジー」である。

実は、人間の性格は各体液の量と密接に関わっており、血液が多いと陽気で社交的、粘液が多いと勤勉で冷静沈着、黒胆汁が多いと不安感が強く憂鬱気味に、黄胆汁が多いと気性が荒くなり短気になるという。

グランブルーファンタジーは、患者の様々な情動を惹起させるのにうってつけのゲームである。プレイ中の患者の様子を観察する事で、患者の気質を浮き彫りにし、そこから支配的な体液を導き出せるのだ。

例えば、患者がストイベや古戦場の周回を人一倍勤勉に取り組んでいるならば恐らく粘液過多であり、これグラの内容の無さにブチ切れる輩は黄胆汁が多すぎる。
更に言えば、ガチャの結果に一喜一憂しすぎる者は黒胆汁の量が多く、古戦場中に走りもせず団内チャットで喋りまくる社交的野郎は全身の血液が抜けるまで瀉血してやるのが人情だろう。

このようにグランブルーファンタジーは、あらゆる病理を詳らかにするリトマス試験紙であり、飽食と疫病がひしめく現代社会における必携の健康インディケーターである事に疑う余地はない。

FGOでも良いのではないか」との意見もあるが、最近のFGOはユーザーフレンドリーな運営方針と度重なるシステム面の改良の影響で、黄胆汁の測定が難しくなってしまった。そのため、正確な健康状態を知ることは不可能である。

 

グラブルは何としても続けなければならない。死は平等に訪れるが、まずはグラブルをしていない奴からだ。