すごいニッチ手稿

この報告いる?

週記10/15-10/20 心の震度

地震の大きさは「マグニチュード」と「震度」の2通りで表せる。

爆弾のデカさがマグニチュードで、爆風の被害の大きさが震度にあたる。

核爆弾が地球裏側に落ちようが僕の心は揺れないが、口の中で手榴弾が爆発したならば上半身を吹き飛ばされるのも吝かではない。つまり、マグニチュードと震度は必ずしも比例しないのだ・・・!

恐ろしい事に、これをグランブルーファンタジーのキャラ評価に転用すると、「キャラの強さ」はマグニチュードであり、「そのキャラがどれだけ自分に必要か」は震度といえてしまう。

今回実装されたハロウィンキャラ2体は高いマグニチュードだが、風属性と土属性であるため、自分が住む光の国からは遠いところを震源地としている。したがって、震度は低く、ガチャを回す必要はない。冬の天井チャンスに向けて石を温存するのが正解である。なんとも大理路大整然なロジックであった。おれは勝利のミロを啜った。

 

しかし何故だろう。結論が出てなお、いまだに心の奥でガチャ欲がまるで埋み火の様に・・・あるいは焚き火・・・キャンプファイヤー・・・吉原・・・山火事のように込み上げてくる。一度、衝動的に「嗚呼!10連だけ!」と込み上げてきたか、グッとこらえた。射幸心はヒヒ堀りで満たす。つよバハは心のニコチンガムなのだ・・・。

 

 

 

 

 

(つぶやき廃棄所)

『ぎっくり腰』はドイツ語で「魔女の一撃」

『四六時中』は4×6=24時間という意味

『ホタテ貝』は漢字で「帆立貝」と書く。これは"ホタテ貝は、一枚の殻を船にし、もう一枚を帆にして風を受け海面を進む"という謎の伝承に由来する。実際はしない。

『千秋楽』は雅楽の曲名。色んな儀式のエンディングテーマだった。

あらゆる格闘ゲームの元祖『ストリートファイター2』には、「投げハメ」と呼ばれる非常に簡単な必勝戦法があったが、プレイヤー達は空気を読んで使用しなかった。  この禁忌を破ったプレイヤーは村八分に遭ったという。

『マラカス』は、「マラカ」という楽器の複数形

 

(おすすめ本10冊のやつ)

1『ライチ☆光クラブ

多感な男子中学生を9人も集めたら何が起こるか。秘密基地でロボットを作って女の子を巡って頑張るのだ。友情!努力!勝利!裏切り!疑念!全滅!人生に大切な事と、大切にしない方がいい事がたくさん学べる。

2『サブリミナル・マインド 潜在的人間観のゆくえ』

人は想像以上に自身の心を理解していない。様々な心理学実験を集めると、意外な結論へと辿り着いた。「意識」は自分の行動から逆算的に生じるのだ。悲しいから泣くのではなく、泣いているので悲しい。果たして、自分とは何だろうか?バナナ?

3『脳の右側で描け』

お絵描き嫌いを克服するのに読んだ本の中で、一番参考になった。1の画力を10にしたり10を100にする指南書が多い中、0から1を目指す珍しい本で、脳の物体認識から説明してくれる。 顔写真を模写する際、写真を逆さまにした方が、かえって形を認識しやすくなるのは目から鱗だった。

4『日本語の作文技術』

「形容詞の順番」「句読点の位置」「ひらがなで書くか漢字で書くか」などの感覚に頼りがちな事柄について、最適な処理がバチコリ書かれている。作文法の本では頭一つ抜けておすすめ。

5『衛府の七忍 2巻』

覚悟のススメ」「シグルイ」といった国語の教科書に載るべき作品を生み出した山口貴由先生の最新作。 1巻の時点でやや危険な名著だったが、2巻で早くも仏像の中から飛び出たフタナリ野郎が天狗の顔面をおちんちんで真っ二つに切断したため、読者一同はアニメ化の夢を断念した。

6『奴隷のしつけ方』

現代に生きる謎のローマ貴族が、奴隷のお得な買い方から罰し方、主人としての在り方まで、奴隷運用の全てを現代人に教えてくれる。 トラックに撥ねられ異世界転生しがちな昨今、いつ貴族の長男坊に生まれ変わって戦争奴隷の管理を任されるかわからない。現代人必携の一冊

7『理性の限界』

限界シリーズ3部作の1作目。 実は、科学に限界がある事は科学的に証明されている。 完全な法、完全な観測と予測、完全に公平な選挙、これらが原理的に存在できない理由を、キャラ同士のディベート形式でやたら分かりやすく紹介してくれる。

8『私とは何か――「個人」から「分人」へ』

自分の"本当の性格"というのは存在しない。仕事中の性格、友達と居る時の性格、家族と居る時の性格などなど、ひとりの人間には異なる性格が複数あり、それを統合するのが自分という存在だと作者は主張する。自分の性格を具体的に考察するのに良い一冊。

9『グラップラー刃牙

格闘漫画と思われがちだが、実はSFに近い。 "世界一強いとはどういうことか?"をテーマに、主人公と様々な強者との戦いを描く。それは格闘家との組手に始まり、軍隊、犯罪者、やがては昆虫や原始人との命のやり取りに及ぶ。「強い」という概念に対する思考実験の集大成。

10『おひとよしのりゅう』

ある田舎町。好奇心旺盛な少年が、近所の洞窟内で巨大なドラゴンと出会った。 おそるおそる対話してみると、そのドラゴンは空前絶後のインドア趣味で人畜無害だと分かり、少年は逆にうろたえる。さらに、まったりな定住権を要求され、少年は再びうろたえる。