すごいニッチ手稿

この報告いる?

週記7/22-7/28 アルマゲドン落とし

※「エイリアンVSニンジャ」のネタバレがある。

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ニンジャとエイリアンのどちらが強いか、これが意外と分からない。

わたしもわからなかった。だからこそ、この映画を観た。

 (あらすじ)

戦国時代、夜の森に燃える飛翔体が落下した。それは隕石に偽装したエイリアンの宇宙船だったのだ。正体不明の何者かがニンジャの群れを襲う。ニンジャたちは敵を認識すら出来ぬままに、ひとり、またひとりと、トレマーズ地中殺法で地面へ埋め殺されてゆく。主人公の伊賀忍「ヤマタ」達が仕掛けた罠により、エイリアンを倒すことに成功するが、宇宙からの敵は1匹では無かった。イルカニンジャエイリアン達による殺戮放題の幕が開けたのだ。

 

女ニンジャ「リン」とイルカニンジャ性欲エイリアンのセクハラニンジャバトルは息を呑んだ。双方に求められる”下半身力”はほぼ互角であろうが、やはり尻尾の分だけエイリアン有利と見えた。だが、頼れる仲間「ジンナイ」の加勢により、鎖で束縛されたエイリアンの股間を完全に去勢し、勝利を収めたのだ。

 

ルカニンジャエイリアンは強い。

自由自在に伸びる触手、寄生ベイビーの植え付け、頭の上の固いトゲ、などのエイリアン殺人術が印象的だが、単純な基礎能力も高い。ニンジャを凌駕するスピード、ポテトチップス袋を開けるがごとく人体を引きちぎるパワー、切られた腕も丁寧にくっつければねり消しのように超再生能力、どれも若干人知を超えている。だが、集中力だけは地球人と同等だった。戦闘中もリンの女体に気を取られ、最速の殺人工程がいつしかセクハラ最適解の追求へと堕落したがために、本来有利である戦闘で敗北を喫したのだ。

 

ヤマタとイルカニンジャエイリアンのラストバトルは、自分の中のアメリカ大使館が感謝状を贈るきっかけとなった事件である。洗脳ニンジャ軍団のアンデッド忍者攻撃および「ふぁっく・ゆー」地獄合唱を破ったヤマタは、洗脳ジンナイの口からかわいいのを摘出し、ラスト・エイリアンとの最終決戦へと臨む。

ルカニンジャエイリアンの恐ろしいところは、エイリアンの残虐性に加え、ニンジャの身体能力、そしてイルカのかしこさを備えている点にある。彼はこれまでのニンジャバトルの中で、日本刀の扱いを”見ただけ”で学習していたのだ。つまり、完全無欠の生物が完成したということである。BGM「前略、道の上より」が流れ、ヤマタとエイリアンの日本刀デスマッチが始まった。

www.youtube.comわりと早い段階で日本刀が折れ、フルオート種子島ハンドガンを巡る駆け引きに移り、爆発ゴマ、ニンジャスープレックス・・・神聖な時間だった。二人の殺陣やりとりで心のアメリカ人が満たされていくのを感じる。しかし、最後の展開にはおーまいごっしゅだった。追い詰められたエイリアンは形態を変化させる。体組織が蠢き、なんと背中から大きな翼が現れたのだ。その姿を見てハッとしたね。わたしは自分が叙述トリックにかかっていた事にきづいた。

頭の丸み・くちばしの出っ張り・頭頂の突起という身体的特徴から、イルカエイリアンだと思い込んでいたが、大きな翼が生えた今、改めてフォルムを見返すとこれは、エイリアン・プテラニンジャノドンではないか。エイリアンは空へ逃げようとするも、ヤマタはその体にしがみつき空中戦が始まる。最後は大気圏突入からのアルマゲドン落としでヤマタすなわちニンジャが勝利を収めたのだ。

 

すなわち、ニンジャはエイリアンより強い。

 



(つぶやき廃棄所)

いがいな略語

・軍手(軍用手袋)

・もしもし(申す、申す)

モスバーガー(Mountain Ocean Sun)

・寒天(寒晒し心太)/

「憂鬱なリンカーンアメリカンコーヒーを3杯飲んだ」とは『鬱』の字を書くための語呂合わせである。 リン(林)カーン(缶)は(ワ)、アメリカン(米)コーヒーを3(彡)飲んだ。/

『ガサ入れ』は家宅捜索を指す隠語で、「探す」のサガを入れ替えたのが由来。/

『沈まないヒュー・ウィリアムズ』はイギリスの都市伝説のひとつ。17世紀〜19世紀イギリスで3回の大きな海難事故が起こり、それらには奇妙な共通点があった。多くの人々が命を失い、生存者は1人のみ、そして、その名前がいずれも「ヒュー・ウィリアムズ」だった。/

ミルグラム実験』とは、人間の残虐性を示す心理学の実験である。被験者は"教師役"となり、別室の"生徒役"が問題を間違えると電撃を与える。スピーカーからは生徒役の悶絶が響くが、実は録音である。博士が「責任は全て自分がとる」と伝えると、教師役の65%は致死量の電流を生徒役にあたえた。/

『オムニバス/omnibus』は元々「乗合馬車」を指す言葉で、この言葉が省略されて現在の「バス/bus」という単語が生まれた。/